吉野間道


吉野間道とは浮き織りで縞や格子を表現した

織物です。

吉野の間道、間道は縞模様のことで

吉野の由来は、寛永年間、京都の豪商

灰屋紹益が島原の名妓『吉野太夫』に贈った

名物裂に由来しているそうです。

全ての芸事において達人の域に達していた

吉野太夫。吉野太夫のことを調べれば調べる

ほど、なんだかかなり凄い女性〜。

あでやかな美貌と、爽やかで知恵深く、茶道

華道、香道の名手、宴席の取り持ちが上手で

客の心をひきつけて離さない、その上、

性格が良い。

あらゆることに秀でた才女として有名。

現代にも、『吉野門』『吉野窓』として、

今も残る彼女の名前だそう。

『吉野太夫忌』として命日が季語にも使われる

なんて、どんだけ凄い女性なんでしょ〜!?

この縞柄が、吉野太夫から来ているなんて、

艶っぽい柄でもなく、どちらかというと粋な柄。

これこそ彼女の魅力なんだろうなぁと

感慨深く、吉野間道を眺めてみました。

そして、今週のお花

・シンフォニーカルフォス

・ピンクッション

・手毬そう

・エリンジウム

・ゴッドセフィアーナ

 

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